研究会
(ラーニングコミュニティ)
MUDDLE THROGH
(ラーニングコミュニティ)
MUDDLE THROGH
VUCAの時代(不確実性の時代)と言われて久しい.医療においても、例えばコロナ流行では新奇な技術が、従来では考えられない早さで実用化された.このような不測の事態に柔軟に対応するためには「何らか」の準備をしていく必要がある.ではその「何らか」とは何か?それはまだ誰も気づけていない社会課題を見つけることから始まる.それは決して一筋縄ではいかない.泥の中をもがきながらどこを目指しているかも分からず、ただ「何か」を信じて、泥を被りながらガムシャラに突破するしかない.その「何らか」を探して真剣に議論し、それぞれが持つ技術や強みを活かして解決策を模索しようとしている有志がいます.それぞれの所属する企業(組織)では、そのような訳の分からない事にGoは出してくれません.とはいえ、孤独で戦えるほどラクなことではありません.私たちはそのような志も持った個々人を仲間(特別会員)として受け入れ、法人でないと受け入れてもらえない社会との接点を作る「器(うつわ)」を提供することにしました.今はまだ分からないが、いずれ戦わなくてはならない社会課題の解決策を模索し続け、いち早く対応できる体制を整えるための器です.
医療インサイト創出研究会
現状:
地域包括ケアの取り組みが多くの自治体で進んでいる。地域包括ケアは、医療従事者(医師、薬剤師、看護師、理学療法士など)と介護専門家と住民、自治体が連携して地域住民の健康寿命の延伸を目指すことが目的である。厚労省のホームページでは、高齢社会 (健康寿命の延伸、フレイル予防はその典型的な課題と認識)への各自治体の盛んな取り組みが紹介されている。
そこで取り上げられている取り組みでは、バランスのとれた食事、適度な運動、健康的な生活(十分な睡眠、禁煙・節酒、ストレス管理)と、ほぼ同じ取り組みが提示されている。自治体の中には、地域全体での取り組み(ボランティアや住まい)なども進めている。
目的:
しかし、私たちは本来地域包括ケアのあり方は、ケアされる側、ケアする側にとどまらず、この課題に直接かかわらない地域住民をも包括したシステム構築することが必要なのでないかと考える。
そこで、私たちは果たして現在の取り組みが最適解を得るための「問い」になっているのかという問題提起をし、新たに地域課題に対して「問い」を再構築し、そこを起点に新たな展開を考えようと研究会を立ち上げた。
ミッション(我々が取り組もうとしていること)とスタンス :
現場の生の声を聴き(データドリブン)、「問い」を再構築する。
解決策ありきで考えない。
等価交換的な産官学連携構築はしない。
今ある課題に対して、その源流にある本質的な課題や周辺領域と連動した新たな課題をあぶり出す。そのための問いを立てる。
解は研究会内で探さない。
最適解を出せる者があれば、研究会を超えてパートナーシップを構築する。
医療現場からのヘルスケア・医療機器ニーズ、技術シーズを実用化し、よりよい医療を作り上げるために医療機器事業化研究会を立ち上げました。私たちは、医療現場の前線にいる医療従事者がやりがいを持って医療機器等の開発に携われることが、我が国の医療機器産業を活性化するためには必須であると考えています。本研究会では、医療従事者が医療の現場で新たな課題を見出しその解決に向けて積極的に取り組める環境づくりのお手伝いもできればと考えています。
趣旨:
医療従事者の保有するヘルスケア・医療機器ニーズ、技術シーズの実用化に向けた研究会。現在、医療機器の事業化(医工連携)における問題点を調査し改善を目指す。医療機器事業化について下記のサービス(一部有償 要相談)を提供する。
事業内容:
1. 医療機器開発事業化よろず相談サービス (対象:医療従事者・企業)
2. 医療現場からのニーズや解決方法の事業化をサポートする。
3. 特許:特許調査方法・弁理士紹介・特許申請・拒絶通知対応など知財についてのサポート
4. イニシャルコストなどの開発資金についての相談。助成金等申請サポート
5. 販売ルートなどの出口戦略アドバイス
6. 医療機器クラス判定サポート
7. 共同研究や臨床研究についての相談
8. 市場調査やマーケティングサポート
9. ニーズ・解決案の提供・パートナー企業とのマッチングサポート
10. 医療と企業の面談サポート・研究開発計画(To-Doリスト作成)支援
設立メンバー:
高野 順:医療機器開発支援会社『イノベ屋』代表。臨床工学技士として25年間、総合病院に責任者として勤務。医療現場での経験から医工連携を開始、医療機器開発企業に入職し、特許や助成金申請・臨床研究・ユーザビリティ調査・研究開発等を開発責任者として実施。『カフ圧制御装置』や『電子駆血帯』を発案し製品化した。
田中 孝治:医療機器の設計開発・製造販売、受託開発・製造、参入支援を主とした株式会社LINOVATHの代表取締役。日本および米国での最先端治療機器の開発を25年超にわたり経験し、様々な医療機器の上市経験あり。あわせて、(独)中小構基盤機構にて経営支援アドバイザーや他支援機関にて医工連携コーディネーター等を務める。(医療機器業界参入希望会社の支援)
羽田野 泰彦:(一社)次世代医療エコシステム運用ネットワーク代表理事 前職でAMED医工連携イノベーション推進事業(地域連携拠点事業)の事業責任者を務めた。その事業参加を起点に我が国の医療機器産業の発展の支援のために本法人を立ち上げた。